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カビは梅雨のもの? カビは梅雨のもの?

カビ=梅雨?

カビの季節といえば梅雨をイメージする人が多いと思います。
「梅雨」はもともと「黴雨(ばいう、黴=ばい、かび)」だったという説があるくらいで、カビが発生しやすい時期であることに違いありません。
しかし、実は梅雨と同じくらいカビに注意しなくてはならない時期があります。
秋雨、いわゆる秋の長雨です。



東京では梅雨よりも秋雨の方がカビが生えやすい?

雨天が続くと空中湿度が高くなるため、カビが生えやすい条件となります。
東京を例にとると、降雨量は梅雨よりも秋雨の方が多く、相対湿度(※1)は6、7月と9月でほぼ並びます。
また気温(※2)も6月と7月はそれぞれ21.4℃と25.0℃、9月は22.8℃と大きく違いません。
生活環境にみられるカビの多くが25℃付近で最も発育しやすいことを考えると、湿度に加え気温の点でも、梅雨と秋雨はともにカビの発育に適した時期ということになります。
なお、空中に浮遊するカビの胞子数は、秋が一番多いという報告があることから、本当は梅雨以上に秋のカビ対策には力を入れるべきかもしれません。

※1、※2 参考:気象庁「東京都の年・月ごとの平年値」

梅雨の時期以外も、カビ対策を忘れずに

昨今の住宅は気密性が高く、一年を通じて快適な生活ができるようになりましたが、このような環境はカビにも好ましいといえます。
毎年梅雨時になるとメディアからのカビ対策に関する取材依頼が増えますが、できれば一年中カビ対策に関心を持って欲しいものです。

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