衛生微生物研究センターでは、お客様に迅速・正確な試験結果をご提供するため、「品質保証体制の整備・運用」および「試験操作の一部自動化」をしております。
品質保証体制の整備・運用
外部認証の取得
◆ISO 9001の認証取得(東京研究所)
ISO 9001:2015に基づき、品質マネジメントシステムを整備・運用し、試験方法の管理、内部監査、社員トレーニングおよび試験機器の管理・校正を定期的に実施しております。
◆各種工業会の認定試験機関登録
・一般社団法人日本衛生材料工業連合会 認定試験機関
「ウエットワイパー類の除菌性能試験」
・洗剤・石けん公正取引協議会 公認試験機関
「スポンジに対する台所用合成洗剤及び石けんの除菌活性試験方法」
「住宅用合成洗剤及び石けんの除菌活性試験方法」
外部精度管理調査への参加
◆食品衛生外部精度管理調査(食品薬品安全センター)
一般財団法人食品薬品安全センターが実施している食品衛生外部精度管理調査に参加しています。
食品薬品安全センターは、食品衛生外部精度管理調査実施機関として具備すべき要件の適合の確認を、厚生労働省より受けている機関です。
下記の項目において良好な結果、または試験菌を正しく検出した結果が得られました。
年度 | 項目 |
2023 | 一般細菌数、黄色ブドウ球菌、サルモネラ属菌 |
2022 | 一般細菌数、大腸菌、黄色ブドウ球菌 |
2021 | 一般細菌数、黄色ブドウ球菌、サルモネラ属菌 |
2020 | COVID-19拡大に伴い、弊社業務の実施について一部制限を行ったため不参加 |
2019 | 一般細菌数、黄色ブドウ球菌 |
2018 | 一般細菌数、大腸菌、黄色ブドウ球菌 |
2017 | 大腸菌群、サルモネラ属菌 |
2016 | 一般細菌数、大腸菌、黄色ブドウ球菌 |
◆JNLA技能試験
産業標準化法試験事業者登録制度(JNLA)にかかわる技能試験に参加しています。
年度 | 項目 |
2023 | JIS Z 2801 抗菌加工製品-抗菌性試験方法・抗菌効果 |
試験操作の一部自動化
試験における各種操作において専用機器による自動化を行い、試験結果の正確性・再現性・迅速性の向上を推進しております。試験操作が煩雑であったり、定型化しにくいもの、試験内容については、人の手による操作を組み合わせております。
試験操作 | 自動化の方法 |
培地の調製 | 培地作製装置を使用し、攪拌・滅菌・保温を自動制御 寒天培地の場合、培地分注装置によりシャーレへの分注工程も自動化 |
希釈・混和 | 分注ロボットや電動ピペットを使用し、操作プログラムを作成 希釈系列の調製や試料と菌液の混和に使用 |
培地と試料の混釈 | 培地分注装置によりシャーレへの培地分注、シャーレを揺り動かしての混和を自動化 |
コロニーのカウント | コロニーカウンターを使用し、画像処理により自動的にコロニーをカウント |