カビ抵抗性試験

目的・概要

カビ抵抗性試験は、各種工業製品や工業材料のカビに対する抵抗性(カビの発育のしにくさ)を調べる試験です。工業製品や工業材料の防腐加工効果の確認ができます。
※カビ抵抗性試験に関するよくあるご質問はこちら

類似の試験に、カビ発生有無確認試験がございます。
カビ抵抗性試験との違いは、こちらをご覧ください。

また、短時間でのカビに対する影響を調べるJIS L 1921(≒ISO 13629-1)との違いはこちらをご覧ください。

試験方法

各試験カビを前培養(約1~3週間程度)し、混合胞子液を調製します。
検体(試験片)に混合胞子液を接種し、カビの生えやすい環境(例:26±2℃、相対湿度95~99%)で
培養した後(1~4週間)、肉眼および顕微鏡で観察し、カビの発育度合いを判定します。

※ 基本的に、混合胞子液に含まれるそれぞれの試験カビの発育度合いを見分けることはできません。混合胞子液に含まれる試験カビすべての発育度合いとして判定します。

最もご依頼の多いJIS Z 2911に規定されている各試験法の概要は下記をご覧ください。

一般工業製品の試験法、繊維製品の試験法
塗料の試験法、皮革製品の試験法
プラスチック製品の試験法

試験カビの例

Aspergillus niger(クロコウジカビ)、Aspergillus brasiliensis(クロコウジカビ)、
Aspergillus flavusAspergillus versicolorPenicillium citrinum(アオカビ)、
Penicillium funiculosum(アオカビ)、Penicillium pinophilum(アオカビ)、
Chaetomium globosum(ケタマカビ)、Aureobasidium pullulans
Eurotium tonophilum(カワキコウジカビ)、Rhizopus oryzae(クモノスカビ)、
Cladosporium sphaerospermum(クロカビ、クロカワカビ)、Trichoderma virens(ツチアオカビ)、
Myrothecium verrucariaなど

※試験カビは、試験規格や試験目的により異なります。試験規格に規定されている試験カビ以外でも試験が可能です。詳細はこちら

試験実績のある規格一覧

JIS Z 2911、ISO-846、ASTM G21、IEC 68-2-10、
MIL-STD-810、JIS A 6922、JIS W 0812、RTCA/DO-160など

※ 上記に記載のない規格でも試験が可能です。また、目的に合った試験方法のご提案も可能です。最もご依頼が多いのはJIS Z 2911を参考にした試験方法です。

※ 菌株にATCC株が規定されている場合(MIL、RTCA、ASTMなど)は、原則として同一系統のNBRC株を用いて試験を行います。詳細はこちらをご覧ください。

ご報告内容について

主に、試験方法と試験結果(発育度のレイティング、実体顕微鏡画像)をご報告書に記載いたします。画像についての注意点はこちらをご覧ください。

試験実施にあたって必要な情報

下記のような情報を頂ければスムーズです。

・ご希望の試験方法や試験規格
・検体数(種類数)
・検体の性状(材質、寸法など)
・試験カビのご希望(規格と異なる菌種をご希望の場合)

※ 試験方法の選択に迷われる場合は、試験を実施されたい背景、検体の性状などをご教示ください。

試験期間

(多くの場合)6~7週間程度

※ 試験方法により異なります。試験期間のほとんどが、試験カビの前培養と本試験の培養の期間です。

試験費用

試験方法、検体の種類や数などにより異なりますので、お問い合わせください。

不明点ございましたら、お気軽にご連絡下さい。