JIS K 6400-9（軟質発泡材料の抗菌試験）

概要

連続気泡構造をもつ軟質発泡材料（スポンジ製品等）に用いる抗菌試験方法です。本規格のほか、同様の検体性状に適応可能な試験方法としてSIAAのシェーク法もございます。

試験方法

試験菌種

・Staphylococcus aureus（黄色ブドウ球菌）NBRC 12732
・Escherichia coli（大腸菌）NBRC 3972

※ 試験目的により、菌種を規定から変更することも可能です。

検体の必要量

〇サイズ
　　縦20 mm×横20 mm×厚さ3 mm。試験片3個の外周表面積の合計が、32±5 cm²となるようにする。
　＊外周表面積の合計が32±5 cm2とならない場合でもご対応可能です。詳細はご相談ください。

〇最低必要量
・抗菌加工試験片：1菌種あたり9個
（3個を1組とし、3組。2菌種合計では18個。）
・無加工試験片：1菌種あたり9個
（3個を1組とし、3組。2菌種合計では18個。）

＊可能でしたら、予備を含め、最低必要量の1.5〜2倍量程度ご準備ください。
＊無加工試験片が準備できない場合は、その旨ご教示ください。規格に基づき、試験菌液のみを接種した系（対照区）を代わりとします。
＊検体は原則として高圧蒸気滅菌（121℃、15〜20分）して使用します。耐熱性等が懸念される場合は、その旨ご教示ください。
＊サイズの許容誤差範囲は、縦：(+2、-1) mm、横：(+2、-1) mm、厚さ：(+0、-1) mmです。加工が難しい場合は、その旨ご相談ください。
＊試験片作製の際、試験菌液と試験片のなじみに影響するような離型剤等は使用しないでください。

試験実施にあたって必要な情報

お見積りにあたっては、下記のような情報を頂ければスムーズです。

・検体の種類数
・無加工試験片に該当する検体の準備の有無
・要求される成果物^※（和文報告書以外にあれば）
・試験菌種（規定と異なる菌種で実施したい場合）

※特にご要望がなければ、和文のご報告書（試験方法・試験結果（試験成立条件の判定結果、培養後の生菌数、抗菌活性値）を記載、画像なし）のみとなります。

納期

3週間～
＊詳しくはお問い合わせください。

費用

お問い合わせください。

その他試験方法のご案内

弊社では、さまざまな試験方法で試験を受託しております。
＊弊社で受託している主な抗菌性試験・抗カビ性試験の一覧
以下に挙げた以外にも試験実施が可能ですので、お気軽にお問い合わせください。