抗菌試験とは?
抗菌試験は、各種工業製品または工業材料の細菌に対する抗菌力を調べる試験です。
こちらのページではJIS L 1902(菌液吸収法)を用いた試験方法をご紹介します。
抗菌抗カビ試験に関する概要はこちらでご紹介しています。
JIS L 1902(菌液吸収法)を用いた試験方法
0.4 gの検体に試験菌液(1/20ニュートリエント培地を用いて調製)を0.2 mL接種し、37℃で24時間培養後、検体を洗い出し、生菌数を測定する。
※試験前の試験片の滅菌は、ご指示がない限り行っておりません。ご希望でしたら、その旨ご教示ください。
試験菌種
Staphylococcus aureus(黄色ブドウ球菌)NBRC 12732、
Klebsiella pneumoniae(肺炎桿菌)NBRC 13277
※試験目的によって試験菌液・試験菌種を規定から変更して実施することもあります。
必要検体量
最低必要量:加工片・未加工片とも1菌種あたり2.4 g以上(2菌種合計4.8 g以上)
※試験片1枚あたり0.4 gに裁断して試験を行います。
※万が一の再試験等の可能性を考慮して、可能でしたら最低必要量の2倍程度ご提供いただければ幸いです。
検体の滅菌について
JIS L 1902では検体を滅菌して試験に使用するよう規定されておりますが、弊社では滅菌して試験を実施するか、滅菌せずに試験を実施するかをご希望に応じて選択できるようにしております。
滅菌する場合はオートクレーブ(高圧蒸気滅菌、121℃で15~20分)で行います。検体の変質等を懸念し、滅菌を希望されない場合は、その旨ご教示いただければ幸いです。
その他の規格を用いた試験
弊社では、さまざまな規格で抗菌抗カビ試験を受託しております。
以下に挙げた以外にも試験実施が可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
※抗菌試験(JIS L 1902)に関するよくあるご質問はこちら
不明点ございましたら、お気軽にご連絡下さい。
詳しく知りたい方はこちら:よくあるご質問 > 抗菌試験(JIS L 1902)