カビ抵抗性試験はどのような試験ですか?

各種工業製品または工業材料等、検体のカビに対する抵抗性を調べる試験です。
検体の防腐効果や防腐加工効果の確認などができます。

検体に試験カビの混合胞子液を接種し、規定の温度・湿度下(例:26±2°C、相対湿度95~99%)で規定の時間(例:4週間)培養後、検体を肉眼および顕微鏡で観察し、カビの発生度を判定します。

※ 基本的に、混合胞子液に含まれるそれぞれの試験カビの発育度合いを見分けることはできません。混合胞子液に含まれる試験カビすべての発育度合いとして判定します。

試験菌種は規格に規定されている菌種を用いますが、
試験目的に応じて、規格に記載の菌種以外でも試験が可能です。