検体
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検体
分離しやすい検体ですが試験はできますか?
試験自体は可能です。 試験菌液を接種するときや、各測定日の生菌数を測定するときに検体をよく攪拌し、試験操作を行います。その他の操作をご希望の場合はご教示ください。実施可否を回答いたします。 -
検体
液体の検体は事前に試験濃度に調製して送ればよいのでしょうか?
貴社にて濃度を調製されたものをお送りいただいて試験実施することも可能ですし、弊社にてご指定の濃度に希釈して試験を実施することも可能です。 水で希釈する場合、通常は滅菌精製水を用いますが、水道水などご希望がございましたらそ […] -
検体
すでに送付してしまった検体の差し替えをしたいのですが?
1)試験を開始していない場合 検体の差し替えが可能です。差し替え対象の検体の弊社到着日によっては納期が延長される場合がございます。 2)すでに試験を開始してしまっている場合 恐れ入りますが、検体の差し替えができかねます。 […] -
検体
検体は必要最低限の量を送付すればいいですか?
下記のようなケースが考えられるため、予備分の検体をご準備いただいております。 検体計量時の予備分検体を計量する必要がある場合、ギリギリの量では難しいため、予備をご提供いただいております。再試験が必要となったときの予備分何 […]
微生物(細菌、酵母、カビ)の分離および同定試験
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微生物(細菌、酵母、カビ)の分離および同定試験
微生物を分離・同定して何が分かるのですか?
まず、検体に発生した変色・変質等の部分を培養することで、その部分が微生物(細菌・酵母・カビ)によるものかどうかが分かります。 微生物が原因であった場合、培養された微生物を分離し、種(場合によっては属まで)が特定(=同定) […] -
微生物(細菌、酵母、カビ)の分離および同定試験
同定試験の納期の見込みに大きな幅があるのはなぜですか?
分離された微生物の種類などによって同定試験の方法が変わります。試験を開始し、まずは微生物を分離してみないことには、試験にかかる時間が予測できません。また、分離にかかる時間も微生物によって異なります。以上のことから、幅のあ […] -
微生物(細菌、酵母、カビ)の分離および同定試験
分離同定試験のお問い合わせに必要な情報は何ですか?
微生物の分離同定試験のお問い合わせにあたっては、下記のような情報を頂ければスムーズです。 ●変色部や変質部、浮遊物などがあるか? 分離同定試験は、視認可能な検体の変色部や変質部等の原因となっている微生物の種類を調べること […] -
微生物(細菌、酵母、カビ)の分離および同定試験
試料中に占める割合が多い順に数種同定することはできますか?
試験実施可能です。試験手順は、検体の生菌数測定を実施後、分離された微生物の同定という流れとなります。生菌数測定が完了した時点で、生菌数と分離された菌種数を一旦ご連絡し、その後同定を実施します。試験方法の特性上、検体に微生 […]
除菌試験
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除菌試験
現場の実態と同じ菌数で除菌試験をすることはできませんか?
生菌数が少ない場合が多いため、確認できる生菌数の減少幅が小さく、評価がしにくくなってしまいます。 したがって、ある程度の生菌数の試験菌液を調製し、試験を実施する必要があります。 また、現場で採取した菌を用いて試験をするこ […] -
除菌試験
液剤に菌を直接接種するのと、菌を接種した試験片に液剤を接種するのでは、試験方法としてどちらがよいですか?
試験目的によって適切な方法が変わります。 1. 検体そのものの純粋な除菌効果を確認したい場合 【試験方法】 液剤に試験菌液を接種し、一定時間後の生菌数を測定する。 2.実際の使用方法を考慮して効果を確認したい場合 【試験 […] -
除菌試験
製品に除菌の表示をしたいのですが、どのような試験をすればいいですか?
除菌に関する表示とそれに対応する試験方法は、法的に定められているわけではありません。また、ある試験を実施しないと除菌を謳えない、といった試験方法があるわけではありません。 試験結果を基にある文言を用いてよい、といった規定 […] -
除菌試験
除菌率が負の値になったり、ばらつきがあったりするのはなぜですか?
一定時間後の生菌数が数値として大きくなった場合、除菌率を算出すると負の値になってしまいます。 ただし、10倍未満または常用対数値で0.5未満の生菌数の増減は、一般的に有意な差とはみなされません。 有意な差とみなされない範 […]
保存効力試験(チャレンジテスト)
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保存効力試験(チャレンジテスト)
保存効力試験を依頼するときには、カテゴリーを決めなければいけませんか?
事前にカテゴリーを決めていただく必要はございません。ただし、ご報告書にて判定結果の記載をご希望の場合は、カテゴリーをご指定ください。 ちなみに、日本薬局方に準じて試験を行う場合、7日目・14日目・28日目の測定結果があれ […] -
保存効力試験(チャレンジテスト)
米国薬局方(United States Pharmacopeia, USP)保存効力試験の判定基準を教えてください。
【Category 1】注射剤、その他の非経口剤(乳剤、点耳剤、無菌の鼻腔用製剤、水溶性基材または溶剤を用いた眼科用製剤を含む)(Injections; other parenterals including emuls […] -
保存効力試験(チャレンジテスト)
【微生物限度試験・保存効力試験】 どの規格試験方法を選択するのがよいですか?
最もよくご依頼いただく方法は日本薬局方(JP)です。 JPの試験方法は、USP・EPの方法と調和合意の取れたものです。ISOの試験方法は、標準化され、国際的に認知されている方法です。 試験方法の選び方は、試験結果の使用用 […] -
保存効力試験(チャレンジテスト)
培地性能試験とは何ですか?実施する必要はあるのですか?
弊社で試験用に調製した培地(以下、調製培地)が、メーカーにおける培地性能試験にて有効性が確認済みの市販培地(以下、生培地)と同等の性能を持つか(接種された菌の集落(コロニー)が正しく検出されるか)を確認する試験です。 日 […]
微生物限度試験
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微生物限度試験
【微生物限度試験・保存効力試験】 どの規格試験方法を選択するのがよいですか?
最もよくご依頼いただく方法は日本薬局方(JP)です。 JPの試験方法は、USP・EPの方法と調和合意の取れたものです。ISOの試験方法は、標準化され、国際的に認知されている方法です。 試験方法の選び方は、試験結果の使用用 […] -
微生物限度試験
総好気性微生物数・総真菌数とは何ですか?
総好気性微生物数(Total aerobic microbial count: TAMC)はソイビーン・カゼイン・ダイジェスト寒天培地(SCD寒天培地)に検出されたすべての生菌数、総真菌数(Total combined […] -
微生物限度試験
生菌数測定の必要検体量を教えてください。
日本薬局方 微生物限度試験法 生菌数測定試験に必要な検体量は下記の通りです。なお、この試験法は三薬局方での調和合意に基づき規定された試験法ですので、米国薬局方(USP)、欧州薬局方(EP)で試験を行う場合も同様です。 ・ […] -
微生物限度試験
培地性能試験とは何ですか?実施する必要はあるのですか?
弊社で試験用に調製した培地(以下、調製培地)が、メーカーにおける培地性能試験にて有効性が確認済みの市販培地(以下、生培地)と同等の性能を持つか(接種された菌の集落(コロニー)が正しく検出されるか)を確認する試験です。 日 […]
抗菌抗カビ試験
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抗菌抗カビ試験
バイオフィルム量と抗菌性を関連づけることはできますか?
基本的にはできません。バイオフィルム量が少ないから抗菌性が低い、逆にバイオフィルム量が多いから抗菌性が高い、といったことは言い切れません。 -
抗菌抗カビ試験
画像提供を希望した場合、抗菌・抗カビ試験の報告書にも掲載されますか?
抗菌・抗カビ試験のご報告書には標準的に画像を載せず、原則としてデータ提供のみとしております。 ご報告書に画像を載せることが可能な場合もございます。ご希望をご教示ください。 -
抗菌抗カビ試験
抗菌試験結果にばらつきが見られるのですが?
生菌数として有意な差と言えるのは、一般的に約10倍以上、あるいは常用対数値で0.5以上の差であり、これ未満の場合は一般的に許容されるばらつきの範囲です。(対照やブランクのばらつきとも比較し、総合的に判断します) 抗菌力が […] -
抗菌抗カビ試験
報告書の結果を見たのですが、これは抗菌効果があると言っていいのですか?判定基準はありますか?
判断のご参考として、下記をご覧ください。弊社において試験結果の解釈のアドバイスを差し上げることは可能ですが、最終的には試験ご依頼者様にてご判断ください。 1. 試験規格によって規定されている場合、既定の判定基準を参考に抗 […]
カビ抵抗性試験
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カビ抵抗性試験
カビ抵抗性試験をする時間がないのですが、何かいい方法はありませんか?
JIS L 1921(≒ISO 13629)の抗カビ試験であれば、培養時間が42時間と短いため、納期も多少短縮されます。 しかし、カビ抵抗性試験の結果との相関性があるわけではありませんので、試験目的や、試験データの提出先 […] -
カビ抵抗性試験
カビ抵抗性試験では生菌数も測定するのですか?
カビ抵抗性試験は、カビの発育度合いを肉眼および顕微鏡で定性的に評価する方法です。したがって、生菌数の評価は行いません。 -
カビ抵抗性試験
カビ抵抗性試験とカビ発生有無確認試験の違いは何ですか?
カビ抵抗性試験とカビ発生有無確認試験は、いずれもカビの発生リスク(カビの生えにくさ)を調べる試験です。カビの生えにくさをどのように考えるかによって、試験を使い分けます。 2つの試験の方法の違い試験時にカビを接種するか否か […] -
カビ抵抗性試験
カビ抵抗性試験で使用した検体を返却してほしいのですが?
試験に用いなかった余りの検体については滅菌処理等施さずそのままご返却が可能ですが、試験に使用した検体については、接種・培養したカビを高圧蒸気滅菌等の滅菌処理後にご返却が可能となります。ただし、滅菌処理時に、変形や変質する […]
カビ発生有無確認試験
最小発育阻止濃度(MIC)測定試験
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最小発育阻止濃度(MIC)測定試験
液体培地法か寒天培地法では、どちらの試験法が適していますか?
基本的には液体培地法で試験を行い、検体の特性や試験菌の種類によっては、寒天培地法を用いて試験をします。 寒天培地法と液体培地法の違いにより、試験結果に意味のある差を与えるようなことは、基本的にはございません。 ただし […] -
最小発育阻止濃度(MIC)測定試験
水に不溶な検体なのですが、MIC試験は可能ですか?
可能でございます。 適当な有機溶媒(エタノール、DMSO、アセトンなど)に検体を溶解させたものを液体培地に接種して試験します。溶媒への溶解度によっては設定できる濃度に制限が出てきますので、可能でしたら溶解度などの情報を頂 […] -
最小発育阻止濃度(MIC)測定試験
MIC試験の結果を見るとばらついているように思えるのですが。
MIC試験では、絶対的な値が求まるわけではなく、試験を行うごとに多少前後します。 弊社では、通常3回試験を繰り返し実施しますが、「ある濃度(例:125 ppm)で試験菌の発育を抑えることもあれば、別の濃度(例:500 p […] -
最小発育阻止濃度(MIC)測定試験
濁った検体でもMIC試験が可能ですか?
もともと濁りのある検体の場合、原則としてMICの判定ができません。MICの判定は、試験培地(検体と混和した液体培地)の試験菌の発育による濁りを肉眼で判定して行うためです。 ただし、濁りの程度や試験菌種にもよりますので、ま […]
空中浮遊カビ分析試験
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空中浮遊カビ分析試験
サンプリングは来てもらって行うのですか?あるいはサンプリングしたものを送るのですか?
空中浮遊カビなど、微生物のサンプリングは、弊社の担当者がご依頼者様の指定場所に伺って行うことも可能ですし、弊社からご依頼者様宛てにサンプリング機器や平板培地、拭き取り検査用綿棒など※を目的に応じて送付し、ご依頼者様におい […] -
空中浮遊カビ分析試験
試験をした結果、浮遊カビ数が多いか少ないかは分かりますか?
明確な基準や法規があるわけではありませんが、日本建築学会に維持管理基準の参考値がございます。 ただし、あくまで維持管理の参考値であり、この値が感染あるいは汚染を起こす境目の値であるわけではありません。 ——日本建 […] -
空中浮遊カビ分析試験
空中に浮遊している細菌数を調べることもできるのですか?
空中に浮遊している細菌数を調べることも可能であり、実績がございます。 -
空中浮遊カビ分析試験
カビの人体への影響はどのようにして決まりますか?また、人体に影響がないということを報告書に書いてもらえませんか?
カビが実際に感染するかどうかは、カビの種類・数・感染経路・宿主(ヒト)の状態(免疫など)によって総合的に決まります。 ヒトが何かに感染したり、影響を受けることは程度の問題ですので、人体に影響がある・ないと言い切るような表 […]
生菌数測定試験
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生菌数測定試験
製品に変色・変質部あるいは浮遊物が見られるので生菌数測定をしてもらえませんか?
検体に変色・変質部や浮遊物などが見られる場合、生菌数測定というよりは、原因となっている微生物の同定のほうが適切な場合がございます。 特に、カビが原因の場合、検体の一部に変色・変質部や浮遊物などが見られても、生菌数測定結果 […] -
生菌数測定試験
生菌数が多い・少ないといった判定はできますか?
検体の生菌数の測定は可能ですが、生菌数が多いか、少ないかについては基準がないため、異常・異常でない、合格・不合格などの判定ができません。 また、正常品・未使用品とされるものでも一定量の菌が付着したりしている可能性もありま […] -
生菌数測定試験
生菌数測定では顕微鏡を使うのですか?
微生物の試験では顕微鏡を多用するイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、生菌数測定の際は、通常顕微鏡は用いません(広告において、イメージとして顕微鏡を覗いている写真などを使用する例はあるかもしれません)。 生 […] -
生菌数測定試験
〇〇は実は汚い、といったようなデータが欲しいのですが?
生菌数を測定する試験は実施が可能ですが、意図されているような結果になるかは不明です。 また、試験結果は一般的なものではなく、あくまで一例となります。 さらに、必ずしも「汚い=生菌数が多い」とは言えませんし、生菌数の多い・ […]
こんな菌で試験はできますか?
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こんな菌で試験はできますか?
多剤耐性緑膿菌で試験はできますか?
多剤耐性緑膿菌(multiple-drug resistant Pseudomonas aeruginosa: MDRP)を用いた試験も可能ですが、具体的に菌株をご指定いただく必要がございます。菌株によっては取り寄せが困 […] -
こんな菌で試験はできますか?
耐熱性好酸性菌を用いた試験はできますか?
Alicyclobacillus acidoterrestris などの耐熱性好酸性菌(TAB, Thermo-Acidophilic Bacilli)を用いた試験も実施可能です。 -
こんな菌で試験はできますか?
藻類を用いた試験はできますか?
恐れ入りますが、防藻試験につきましては原則実施をしておりません。 検体数が多い場合など、条件次第では受託が可能な場合もございますので、詳細はお問い合わせください。 -
こんな菌で試験はできますか?
口腔内細菌を用いて試験をしたいのですが?
口腔内製品としてどのような効果を期待するかによって試験菌の選択が異なります。口腔内製品としてどの菌種が試験菌として妥当であるかは一概に決めることができず、期待する効果の想定が必要です。 よく試験に用いられる菌種例は下記の […]