まず、検体に発生した変色・変質等の部分を培養することで、その部分が微生物(細菌・酵母・カビ)によるものかどうかが分かります。
微生物が原因であった場合、培養された微生物を分離し、種(場合によっては属まで)が特定(=同定)されます。
同定された微生物について、トラブル再発生防止などに関与する下記のような情報をご提供いたします。
●生態分布について
・どのような環境・物質からの分離例が多いのか
●生理性状について
・グラム染色性や細胞の形態、芽胞形成性など(細菌)
・高浸透圧下で発育できるかどうか(好稠性)
●有害性について
・健康なヒトに感染するかどうか
・食品衛生法上問題となるカビ毒産生カビか(カビ)