カビに関する各種試験は、カビの発育しやすい条件下で行うのが適切です。
概ね20~25℃、相対湿度95%以上の条件下です。
この条件で試験をしないと、カビが生えなかったとしても、「単にカビの発育しやすい条件下で試験をしていないから」という結論にしかならなくなってしまいます。
確かに、実環境で相対湿度95%以上が持続することはほとんどないかと思います。
それでも、カビが生えるのは、カビが発育しやすい条件と、そんなに発育しやすくない条件が繰り返されているからです。
また、全体的に相対湿度が低くても、部分的には水分が存在し、カビが発育しやすい条件になることもありえます。