抗菌活性値、抗カビ活性値はどれくらいあればいいのですか?

多くの場合、2.0以上であれば、抗菌性・抗カビ性があると解釈します。
ただし、これは製品に「抗菌」や「抗カビ」と表示できることを法的に保証するものではなく、十分な抗菌性があるという意味でもありません。

一般的に、1.0前後であれば、菌数・菌量に有意な差がある(検体が多少なりとも菌の増殖抑制に寄与している)と判断します。例えば、0.9程度であっても、「一般的に抗菌性ありと判断される基準には達していないが、検体が多少なりとも菌の増殖抑制に寄与している」という考察も可能です。

2.0以上であれば抗菌性・抗カビ性あり、2.0未満であれば、抗菌性、抗カビ性なしと「ゼロ・イチ」で判断できるものではありません。n=3の中でのばらつき具合、複数回繰り返した試験結果なども見て、総合的に判断する必要があります。