実施可能です。
「滅菌医療機器包装ガイドライン vol. 1.0 附属書A(参考) 多孔質材料の微生物バリア試験の例 ディスポーザブル医療用具包装材料自主規格 遮菌性試験法(抜粋)」 に基づいた試験方法の概要は下記の通りです。
下記の方法以外でも、試験の背景や目的に応じてアレンジした方法をご提案いたします。
まずはお問い合わせください。
【試験方法の概要】
① 寒天平板の作製
溶解させたSCD寒天培地をシャーレ内に注ぎ入れ、固化させる。
② 土の準備と生菌数測定
市販の黒土10 gを生理食塩水100 mLで洗い出し、洗い出し液の10倍希釈系列を生理食塩水で調製する。
SCD寒天培地に塗抹し、37℃で48時間培養後、コロニーをカウントし、黒土の生菌数を測定する。
③ 検体の準備
①のシャーレのふたを取り、検体に入れた後、ヒートシーラーでシールする。
これを各検体につき6個準備し、うち3個は試験試料、残り3個は対照試料とする。
対照試料には、シャーレの開口部側に針でそれぞれ3箇所、孔をあける。
④ 減圧、培養、判定
デシケーター(約6.5L)の底に②と同じ黒土10 gを入れる。
また、③の試験試料と対照試料をデシケーターに入れる。
75 kPaに減圧し、3分間静置した後、コックを急激に全開して空気を導入し、デシケーター内を大気圧に戻す。
1分間静置し、試験試料と対照試料を取り出した後、内部のシャーレを取り出す。
シャーレのふたをして37℃で48時間培養した後、コロニーの形成有無を確認する。