明確な基準や法規があるわけではありませんが、日本建築学会に維持管理基準の参考値がございます。 ただし、あくまで維持管理の参考値であり、この値が感染あるいは汚染を起こす境目の値であるわけではありません。
——
日本建築学会 維持管理基準 住宅の真菌数
・1000 CFU/m3 以下
・1000 CFU/m3 以上の場合は、I/O比※(室内の真菌数 / 外気の真菌数)は2以下
※室内の真菌数は外気の影響を受けるので、真菌数が室内汚染に起因するものなのか、外気に由来するものなのかを判断するため、I/O比を参考とします。
——
上記のような基準や、外気のカビ数との比較などをもとに、異常のある数なのか、特に異常のある数ではないのかを総合的に判断する流れとなります。