微生物はどのようにして数えるのですか?

最もよく用いられる数え方の例を示します。

例)検体の100倍希釈液を0.1mL塗抹培養し、35個の集落数が得られた場合
0.1 mLの検体を培養して35個の集落が生育した場合、生菌数は35 CFU(Colony forming unit)/0.1 mLとなります。
しかし、100倍に希釈してあるので、原液に換算すると生菌数は35×100=3500 CFU /0.1 mLです。
1 mLに換算すると、3500×1/0.1=35000 CFU/mL、つまり3.5×10^4 CFU/mLとなります。

菌数の単位については厳密には「CFU」という単位を用いますが、「個」と記載しても多くのケースで大きな齟齬はないと考えられます。