一般生菌数は、あくまで「食品衛生法」や「食品衛生検査指針」でよく用いられる項目の一つです。
主に細菌の生菌数を測定する試験は、文書により項目名や培養条件が多少異なります。
食品以外の製品(検体)の場合、最もご依頼が多いのは、「日本薬局方 微生物限度試験」に基づいた方法での測定(項目名:総好気性微生物数)です。
なお、「一般生菌数」も「総好気性微生物数」も中温性の好気性菌数(主に細菌)を測定しているという点では変わりありません。
試験をされたい目的や背景をご教示いただけましたら、より適切な試験をご提案できる可能性がございます。
【文書による違いの例】
〇日本薬局方 微生物限度試験法
・項目名:総好気性微生物数
・培養条件:ソイビーン・カゼイン・ダイジェスト寒天培地、30~35℃、3~5日間
(参考:総好気性微生物数・総真菌数とは何ですか?)
〇食品衛生検査指針 微生物編
・項目名:一般生菌数
・培養条件:標準寒天培地、35±1.0℃、48±3時間