ウルトラファインバブル(UFB)、ナノバブル、マイクロバブルなど、何らかの機能を付与させた水による、菌の物理的除去効果を調べる試験受託が可能です。
決まった試験方法があるわけではございませんので、協議をしながら方法や条件を決めていく流れとなります。
例えば、下記のような試験方法が考えられます。
① 試験片を準備する
使用方法を想定し、適当な材質・形状の試験片を準備します。
② 試験片上に菌を発育させる
細菌やカビの懸濁液を試験片に接種して培養し、試験片上に菌を発育させます。
いわゆるバイオフィルムを想定する場合、適切な量や固着具合のものができるよう、
培養条件などの試行錯誤が必要になることもございます。
③ UFBなどによる処理
実使用の方法・条件を想定し、ご指定の処理を試験片に施します。
処理にかかわる治具や製品などは、原則として、すべてご準備いただく必要がございます。
処理に大型装置が必要な場合もご相談ください。
対照には、UFBなどのもととなる水(水道水、精製水)をおくことが多いです。
対照との差が出るよう、想定使用条件の範囲内で、処理条件(時間など)をさまざま変えて
試行することもございます。
④ 評価
処理前後の試験片の生菌数、バイオフィルム量、ATP量などを測定し、対照と比較して
除菌効果を評価します。
お見積りや納期の算出にあたっては、下記のような情報を頂ければ幸いです。
ご検討が難しい場合は、想定の使用方法をご教示いただければ、適当と考えられる条件をご提案することも可能でございます。
・ご希望の試験菌種:黄色ブドウ球菌、大腸菌、クロカビ、ロドトルラなど
・試験片の材質や形状のご希望
・処理条件のご希望:距離、時間、流量など