なぜカビの菌糸などではなく、胞子を用いて試験をするのですか? 発芽後、菌糸を伸ばした状態のカビを用いることも不可能というわけではありませんが、試験菌液の菌数を調整することが難しいこと、均一な菌液の調製が難しく検体と菌体が均一に接触しにくいと考えられることから、適切かつ正確な試験になりにくくなると考えられます。 したがって、通常は胞子液を用いて試験を行います。