次のような手順がよく用いられます。
①床などに菌液を接種する。
②その上から検体(モップやロボット掃除機など)で処理(拭き取りなど)をする。
③処理前後の生菌数を測定する。
試験を行う場合、処理条件を指定していただく必要がございます。
*標準的な条件があるわけではありませんので、弊社から提案ができかねます。検体の実際の使用方法等に基づき、何かしらの条件を決めていただく必要がございます。
*試験してみないと何ともいえませんが、拭き取り回数が多いほど、また、力をかけて拭くほど、効果は出やすい傾向にございます。ただし、実際の使用条件から著しく乖離する場合、条件設定の妥当性について、第三者から指摘を受ける可能性がございます。
*ワーストケースを考え、想定される使用条件の中でも効果が出にくそうな条件で試験する考え方、逆に安全を見て効果が出やすそうな条件で試験する考え方など、さまざまな考え方があります。
下記のような条件をご指定いただくことが多いです。
*複数条件を実施することも可能です。条件数をご教示いただければ、概算でお見積もりを算出することも可能です。
・拭き取り回数(1往復、2往復、片道など)
・運転条件(○○モードなど)
・拭き取り時の速さ(1秒間に○○cm程度、など)
・拭き取り時の力加減(○○gの力で垂直に押し込む、垂直方向には力をかけず平行に滑らせるようにする、など)
・水拭きする製品の場合、使用する水の種類(※1)
・処理の対象物(※2)
・試験菌(※3)
※1 通常は精製水を用います。水道水には、残留塩素濃度にもよりますが、それ自体に多少の殺菌作用があり、検体自体の純粋な効果を調べることができなくなるためです。そのことをご理解いただいたうえで、水道水での試験を実施することも可能です。ご希望でしたら、その旨お知らせください。
※2 特にご希望がないようでしたら、弊社で適当な床材を準備することも可能です。
※3 細菌ですと、黄色ブドウ球菌と大腸菌の2種のご希望が最も多いです。