細菌に関する多くの試験で黄色ブドウ球菌と大腸菌を用いるのはなぜですか?

細菌は大きく分けて、グラム陽性菌というグループとグラム陰性菌という2つのグループに分類されます。
この2つのグループは細胞壁の構造に大きな違いがあり、この構造の違いによって試験の結果が変わってくる可能性があります。
すべての細菌について調べることはできませんので、多くの試験において、
グラム陽性菌の代表的な種として黄色ブドウ球菌、グラム陰性菌の代表的な種として大腸菌が用いられます。
これらの細菌は身の回りによく存在し、まれに感染を引き起こします。