シェーク法の必要検体量を教えてください

抗菌製品技術協議会(SIAA) 「シェーク法」の検体の必要寸法と最低必要量は下記の通りです。

◆寸法
※1のように加工

◆最低必要量
  ・抗菌加工試験片:1菌種あたり3セット(2菌種合計6セット)
  ・無加工試験片※2:1菌種あたり3セット(2菌種合計6セット)
*可能でしたら、予備を含めて最低必要量の2倍程度ご準備ください※3

※1 製品を全表面積の合計が32±5 cm2になるように切断、または複数個準備したものを1セットとします。形状が複雑な場合でも、何らかの方法で表面積を算出します。表面積は、製品のもともとの表面(固有表面)の表面積を指し、切断等により新しくできた表面(新表面)は除きます。新表面は固有表面の10%以下となるようにします。ただし、新表面にも抗菌加工がされている場合は、新表面も除きません。

※2 製品と同じもので、抗菌加工がされていないものを指します。ご準備ができない場合は、その旨ご教示ください。試験菌液のみを接種した系(対照区)を代わりとします。

※3 最低量の準備も困難な場合は、ご相談ください。n数を減らすなどの検討を行います。なお、n数を減らせば、厳密には規定から外れますので、ご了承ください。

規定の表面積を無視し、1個を1セットとして試験を行うような対応も可能です。

通常は、検体の表面積32±5cm2あたり10 mLの試験菌液を接種して試験を行いますが、上記対応の場合、検体1個の表面積に応じて菌液の接種量を変更します。
概算でも構いませんので、何らかの方法での表面積の算出をお願いいたします。

算出が困難な場合、検体1個に対して10 mLの試験菌液を接種し、試験を行う対応も可能です。規定からは外れますので、あらかじめご了承ください。