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JIS Z 2801の試験において50×50mmの試験片以外でも試験はできますか?
試験実施可能です。事前に寸法・形状についてご連絡いただければ幸いです。 【小さな試験片の場合】通常サイズの試験片より小さいため、通常よりも試験結果にばらつきが出やすい傾向となりますので、あらかじめご了承ください。 【円形 […] -
JIS Z 2801、JIS L 1902、JIS L 1921に規定されている抗菌試験はできますか?
JIS Z 2801(硬質面に対する抗菌効果を調べる試験)、JIS L 1902(繊維など吸水性のある検体)は多くご依頼を頂く試験であり、実施可能です。JIS L 1921(ATP量の測定により抗カビ効果を調べる試験)も […] -
【JIS Z 2801】菌が検出されない場合の生菌数の常用対数値が-0.2となっていますが、なぜですか?
試験菌が検出されない場合(<0.63 CFU/㎠※)、規定に基づき生菌数を0.63(常用対数で-0.2)として抗菌活性値を算出しますので、結果表における生菌数の常用対数値の欄には、-0.2と記載しております。 ※試験片1 […] -
JIS Z 2801における抗菌活性値の算出方法と判定基準を教えてください
JIS Z 2801では、抗菌活性値Rを次のように定義しています。 R=Ut-At R:抗菌活性値Ut:無加工試験片の24時間後の生菌数の常用対数値の平均値At:抗菌加工試験片の24時間後の生菌数の常用対数値の平均値 ま […] -
【JIS Z 2801・JIS L 1902】無加工試験片で菌が増殖しない(試験不成立)こともあるのですか?
結論 無加工試験片であっても実は多少の抗菌性がある場合があり、試験が不成立になることがあります。その場合、試験条件を規定から変更して試験をすることも可能です。適切な試験条件を見つけるための予備試験が別途必要です。 前提 […] -
JIS Z 2801はどのような試験手順ですか?
「JIS Z 2801 抗菌加工製品−抗菌性試験方法・抗菌効果」の試験手順は下記のとおりです。 【試験方法】検体(試験片)に試験菌液(1/500ニュートリエント培地を用いて調製)を接種し、ポリエチレンフィルムを被せて35 […] -
報告書の結果を見たのですが、これは抗菌効果があると言っていいのですか?判定基準はありますか?
判断のご参考として、下記をご覧ください。弊社において試験結果の解釈のアドバイスを差し上げることは可能ですが、最終的には試験ご依頼者様にてご判断ください。 1. 試験規格によって規定されている場合、既定の判定基準を参考に抗 […] -
【試験全般】報告書にはどのようなことが載るのですか?また、画像は付きますか?
ご報告書には、試験依頼番号・試験名・検体到着日(または試験依頼日)・試験目的・検体名・試験方法・試験結果などが記載されます。 【試験結果の内容】 標準的な記載内容は下記のとおりです。 ○微生物限度試験 生菌数、特定 […] -
浴室のピンクぬめりの原因となる菌でカビ抵抗性試験はできますか?
一般的に赤カビと呼称され、浴室のピンクぬめりの原因となる菌はロドトルラ(Rhodotorula sp.)という酵母であり、カビではありません。したがって、カビ抵抗性試験の試験菌種として組み入れることが困難です。 ロドトル […] -
液体の検体を噴霧したり拭いたりしたときの抗菌性試験・抗カビ性試験をしたいのですが?
液体の検体を噴霧したり、検体で拭いたりした硬質の試験片(合成樹脂片など)や、検体を滴下したり含浸させたりした吸水性の試験片(綿布など)を用いて抗菌試験(JIS Z 2801, JIS L 1902など)をすることも可能で […] -
抗菌効果の持続性を調べる方法はありませんか?
例えば、噴霧や塗布をして用いる液体の検体であれば、下記のような方法が考えられます。 貴社または弊社にて試験片(※1)に検体を接種(※2)し、保管状況を想定した環境(※3)にご指定の期間(※4)保管する(※5)。その後弊社 […] -
どのような規格を取り扱っていますか?
JIS L 1902、JIS Z 2801、JIS L 1921、JIS K 3835、各種ISO規格、AATCC 100、AATCC 147、SEK統一試験法、抗菌製品技術協議会(SIAA) シェーク法など各種規格を取 […] -
規格に規定されていない菌種・菌株でも試験はできますか?
目的に応じて、試験規格から菌種※やその他条件を一部変更し、試験を行うことも可能ですし、しばしば行われます。 ※例えば、JIS Z 2801では黄色ブドウ球菌と大腸菌、JIS L 1902では黄色ブドウ球菌と肺炎桿菌が規定 […] -
シェーク法はどのような試験手順ですか?また、どのようなときに選択しますか?
抗菌製品技術協議会 シェーク法の試験手順は下記のとおりです。シェーク法は検体が平滑でない特殊な形状または小物の場合に適した抗菌試験方法です。5cm×5cm等の試験片が作製できるような検体の場合、JIS Z 2801等を用 […] -
抗菌加工試験片と無加工試験片を両方準備しなければなりませんか?
結論 原則的には、両方準備して結果を比較する必要があります。無加工試験片が準備できない場合は、規定の代用品を使用することもできますが、試験結果の解釈には注意が必要です。 前提:原則は両方準備して比較 何らかの基材に抗菌加 […]