JIS Z 2801はどのような試験手順ですか?

「JIS Z 2801 抗菌加工製品−抗菌性試験方法・抗菌効果」の試験手順は下記のとおりです。

【試験方法】
検体(試験片)に試験菌液(1/500ニュートリエント培地を用いて調製)を接種し、ポリエチレンフィルムを被せて35℃、相対湿度90%以上で24時間培養する。
未加工片は接種直後および培養24時間後、加工片は培養24時間後に検体を洗い出し、生菌数を測定する。
(生菌数の測定は1検体当たり3枚の試験片を用いて行う。)

※試験前の試験片の滅菌は、ご指示がない限り行っておりません。ご希望でしたら、その旨ご教示ください。

【試験菌種】
Staphylococcus aureus(黄色ブドウ球菌)NBRC 12732、
Escherichia coli(大腸菌)NBRC 3972

※試験目的によって試験菌液・試験菌種を規定から変更して実施することもあります。

【検体(試験片)】
サイズ:50±2 mm 角(厚さ10 mm 以内)
必要枚数:加工片 1菌種あたり3枚以上(2菌種合計6枚以上)、
     未加工片 1菌種あたり6枚以上(2菌種合計12枚以上)