除菌効果の判定基準はありますか?

一般的に、生菌数が約10倍以下の差または常用対数値で0.5以下の差である場合は、生菌数が有意に減少していないと判断します。
また、一般的に、生菌数が1/100~1/1000以下(99~99.9%以上の生菌数減少)となる場合に、除菌効果があると判断されます。 この判断基準に達しない場合でも、n=3などの各試験結果において、ばらつきが少なく、生菌数の有意な減少が見られた場合、「一般的な除菌効果の判断基準には達しないものの、生菌数の減少傾向がある」といったように解釈することも可能です。

除菌・抗菌の表示基準はほとんどのケースにおいて定められておりませんが、例えば、洗剤・石けん公正取引協議会が定める除菌試験方法の場合では、除菌表示を行うことができる基準が定められています。

※黄色ブドウ球菌、大腸菌の2菌種それぞれにおいて、「除菌効果のない対照試料」に対して生菌数を1/100以下に減少させる(除菌活性値が2以上)こと。こちらも併せてご参照ください。