生菌数測定試験で菌が検出されなければ、特定微生物試験でも検出されませんか?

生菌数測定試験で菌が検出されない場合でも、特定微生物試験で陰性とは限りません。試験方法や試験条件が異なるためです。

試験方法の大きな違いの一つは、特定微生物試験では生菌数測定試験と異なり、増菌培養を行う点です。生菌数測定試験で検出されない場合でも、増菌培養を行うことで検出されることがございます。

生菌数測定結果をもとに、特定微生物試験を実施するか否かを検討することは、試験の妥当性の観点から不適切であると考えられます。