培地性能試験とは何ですか?実施する必要はあるのですか?【微生物限度試験】

培地性能試験とは?

試験に用いる培地に、菌を適切に検出する性能があるかを確認する試験です。

培地性能試験の方法は?弊社で選択可能な培地性能試験のパターン(a・b)とは?

試験に用いる培地と、比較用の培地にそれぞれ菌を接種して培養します。
培養後、2つの培地を比較して、菌の発育が同等か(=コロニー数などが同程度か)を確認します。

試験に用いる培地として、弊社では2種類のものをご選択いただくことができます
① 「調製培地
  市販の粉末培地を水に溶解させ、シャーレに入れて固化させることにより、
  弊社内で調製した培地
② 「生培地
  培地メーカーにより調製され、シャーレ内で固化させられた状態で市販されている培地
  すでにメーカー内で培地性能試験が済んでおり、有効性が確認されている。

「調製培地」を試験に用いる場合は、比較用の培地として「生培地」を使用し、弊社で培地性能試験を実施します(パターンa)。
一方、「生培地」を試験に用いる場合は、メーカーで実施された培地性能試験(※)をもって培地性能試験を行ったものとみなし
弊社内での培地性能試験を省略します(パターンb)。

メーカー発行の培地性能試験成績書を別途ご提出

◆培地性能試験の実施は必要か?

各種規格(日本薬局方)に厳密に従う場合は、必ず実施が必要です。
弊社の場合は、求める試験精度やデータ提出先の要望等により、実施するかどうかをご選択いただくことが可能です。
実施の有無をご判断いただき、実施をご希望の場合は、パターンa/bをご選択ください。
なお、パターンaのほうが費用がかかる傾向にございます。