-
検体・各種試験
生菌数測定試験で菌が検出されなければ、特定微生物試験でも検出されませんか?
生菌数測定試験で菌が検出されない場合でも、特定微生物試験で陰性とは限りません。試験方法や試験条件が異なるためです。 試験方法の大きな違いの一つは、特定微生物試験では生菌数測定試験と異なり、増菌培養を行う点です。生菌数測定 […] -
検体・各種試験
多剤耐性緑膿菌で試験はできますか?
多剤耐性緑膿菌(multiple-drug resistant Pseudomonas aeruginosa: MDRP)を用いた試験も可能ですが、具体的に菌株をご指定いただく必要がございます。菌株によっては取り寄せが困 […] -
検体・各種試験
製品に変色・変質部あるいは浮遊物が見られるので生菌数測定をしてもらえませんか?
検体に変色・変質部や浮遊物などが見られる場合、生菌数測定というよりは、原因となっている微生物の同定のほうが適切な場合がございます。 特に、カビが原因の場合、検体の一部に変色・変質部や浮遊物などが見られても、生菌数測定結果 […] -
検体・各種試験
バイオフィルム量と抗菌性を関連づけることはできますか?
基本的にはできません。バイオフィルム量が少ないから抗菌性が低い、逆にバイオフィルム量が多いから抗菌性が高い、といったことは言い切れません。 -
検体・各種試験
生菌数が多い・少ないといった判定はできますか?
検体の生菌数の測定は可能ですが、生菌数が多いか、少ないかについては基準がないため、異常・異常でない、合格・不合格などの判定ができません。 また、正常品・未使用品とされるものでも一定量の菌が付着したりしている可能性もありま […] -
検体・各種試験
生菌数測定では顕微鏡を使うのですか?
微生物の試験では顕微鏡を多用するイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、生菌数測定の際は、通常顕微鏡は用いません(広告において、イメージとして顕微鏡を覗いている写真などを使用する例はあるかもしれません)。 生 […] -
検体・各種試験
〇〇は実は汚い、といったようなデータが欲しいのですが?
生菌数を測定する試験は実施が可能ですが、意図されているような結果になるかは不明です。 また、試験結果は一般的なものではなく、あくまで一例となります。 さらに、必ずしも「汚い=生菌数が多い」とは言えませんし、生菌数の多い・ […] -
検体・各種試験
すぐに結果が知りたいのですが?
恐れ入りますが、生菌数測定の結果は、その日のうちに判明するようなものではございません。検体を培地に接種し、微生物のコロニーが出現するまで培養し、コロニーを計数して生菌数を算出しますので、培養時間と結果取りまとめの時間がか […] -
検体・各種試験
身の回りの場所や物の生菌数のデータが欲しいのですが?
汎用的にご提供可能なデータが基本的にございません。条件などによって生菌数が大きく異なるため、あくまで調査を行ったときの実測データとなり、常にこの程度の菌数が存在するといったような前提で言及することは困難であると考えられま […] -
検体・各種試験
液体培地法か寒天培地法では、どちらの試験法が適していますか?
基本的には液体培地法で試験を行い、検体の特性や試験菌の種類によっては、寒天培地法を用いて試験をします。 寒天培地法と液体培地法の違いにより、試験結果に意味のある差を与えるようなことは、基本的にはございません。 ただし […] -
検体・各種試験
水に不溶な検体なのですが、MIC試験は可能ですか?
可能でございます。 適当な有機溶媒(エタノール、DMSO、アセトンなど)に検体を溶解させたものを液体培地に接種して試験します。溶媒への溶解度によっては設定できる濃度に制限が出てきますので、可能でしたら溶解度などの情報を頂 […] -
検体・各種試験
サンプリングは来てもらって行うのですか?あるいはサンプリングしたものを送るのですか?
空中浮遊カビなど、微生物のサンプリングは、弊社の担当者がご依頼者様の指定場所に伺って行うことも可能ですし、弊社からご依頼者様宛てにサンプリング機器や平板培地、拭き取り検査用綿棒など※を目的に応じて送付し、ご依頼者様におい […] -
検体・各種試験
MIC試験の結果を見るとばらついているように思えるのですが。
MIC試験では、絶対的な値が求まるわけではなく、試験を行うごとに多少前後します。 弊社では、通常3回試験を繰り返し実施しますが、「ある濃度(例:125 ppm)で試験菌の発育を抑えることもあれば、別の濃度(例:500 p […] -
検体・各種試験
濁った検体でもMIC試験が可能ですか?
もともと濁りのある検体の場合、原則としてMICの判定ができません。MICの判定は、試験培地(検体と混和した液体培地)の試験菌の発育による濁りを肉眼で判定して行うためです。 ただし、濁りの程度や試験菌種にもよりますので、ま […] -
検体・各種試験
試験をした結果、浮遊カビ数が多いか少ないかは分かりますか?
明確な基準や法規があるわけではありませんが、日本建築学会に維持管理基準の参考値がございます。 ただし、あくまで維持管理の参考値であり、この値が感染あるいは汚染を起こす境目の値であるわけではありません。 ——日本建 […]