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検体・各種試験
カビ抵抗性試験をする時間がないのですが、何かいい方法はありませんか?
JIS L 1921(≒ISO 13629)の抗カビ性試験であれば、培養時間が42時間と短いため、納期も多少短縮されます。 しかし、カビ抵抗性試験の結果との相関性があるわけではありませんので、試験目的や、試験データの提出 […] -
検体・各種試験
抗菌試験結果にばらつきが見られるのですが?
生菌数として有意な差と言えるのは、一般的に約10倍以上、あるいは常用対数値で0.5以上の差であり、これ未満の場合は一般的に許容されるばらつきの範囲です。(対照やブランクのばらつきとも比較し、総合的に判断します) 抗菌力が […] -
検体・各種試験
除菌・抗菌・抗カビ効果を調べたいのですが、何をしたらいいのか全く見当がつきません。
検体の性質や性状、試験目的により、試験方法を検討します。 下記のような内容を可能な範囲でご教示ください。 1. 検体の性質や性状について ・検体の性状・形態・素材はどのようなものでしょうか?(液体、固体、粉末、平板、特殊 […] -
検体・各種試験
分離しやすい検体ですが試験はできますか?
試験自体は可能です。 試験菌液を接種するときや、各測定日の生菌数を測定するときに検体をよく攪拌し、試験操作を行います。その他の操作をご希望の場合はご教示ください。実施可否を回答いたします。 -
検体・各種試験
現場の実態と同じ菌数で除菌試験をすることはできませんか?
生菌数が少ない場合が多いため、確認できる生菌数の減少幅が小さく、評価がしにくくなってしまいます。 したがって、ある程度の生菌数の試験菌液を調製し、試験を実施する必要があります。 また、現場で採取した菌を用いて試験をするこ […] -
検体・各種試験
液剤に菌を直接接種するのと、菌を接種した試験片に液剤を接種するのでは、試験方法としてどちらがよいですか?
試験目的によって適切な方法が変わります。 1. 検体そのものの純粋な除菌効果を確認したい場合 【試験方法】 液剤に試験菌液を接種し、一定時間後の生菌数を測定する。 2.実際の使用方法を考慮して効果を確認したい場合 【試験 […] -
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製品に除菌の表示をしたいのですが、どのような試験をすればいいですか?
除菌に関する表示とそれに対応する試験方法は、法的に定められているわけではありません。また、ある試験を実施しないと除菌を謳えない、といった試験方法があるわけではありません。 試験結果を基にある文言を用いてよい、といった規定 […] -
検体・各種試験
除菌率が負の値になったり、ばらつきがあったりするのはなぜですか?
一定時間後の生菌数が数値として大きくなった場合、除菌率を算出すると負の値になってしまいます。 ただし、10倍未満または常用対数値で0.5未満の生菌数の増減は、一般的に有意な差とはみなされません。 有意な差とみなされない範 […] -
検体・各種試験
除菌効果の判定基準はありますか?
一般的に、生菌数が約10倍以下の差または常用対数値で0.5以下の差である場合は、生菌数が有意に減少していないと判断します。 また、一般的に、生菌数が1/100~1/1000以下(99~99.9%以上の生菌数減少)となる場 […] -
検体・各種試験
ヒトの手の細菌の除菌試験はできますか?
ヒトの手に検体を接種して、一定時間後の生菌数を測定するような試験系ですと、一時的に表面の菌が死滅したとしても、指紋の隙間などに存在していた菌が再度検出されたりするため、試験結果が安定しません。 検体(液体)そのものに試験 […] -
検体・各種試験
ろ過装置やフィルターでのろ過前後の生菌数を比較する除菌試験はできますか?
試験可能でございます。 試験方法 「JIS K 3835 精密ろ過膜エレメント及びモジュールの細菌補足性能試験方法」に基づいた試験方法が、最もご依頼の多いケースです。 液体圧送用タンクに試験菌液※1を入れて加圧※2し、検 […] -
検体・各種試験
微生物を分離・同定して何が分かるのですか?
まず、検体に発生した変色・変質等の部分を培養することで、その部分が微生物(細菌・酵母・カビ)によるものかどうかが分かります。 微生物が原因であった場合、培養された微生物を分離し、種(場合によっては属まで)が特定(=同定) […] -
検体・各種試験
「住宅用合成洗剤及び石けんの除菌活性試験方法」の結果はどのように判定するのですか
洗剤・石けん公正取引協議会(以下、協議会)が定める除菌の試験方法により除菌活性値が2以上の場合、「除菌」表示ができるという基準が設定されています(参考ページ)。 なお、あくまで協議会の基準ですので、洗剤の「除菌」表示に関 […] -
検体・各種試験
保存効力試験を依頼するときには、カテゴリーを決めなければいけませんか?
事前にカテゴリーを決めていただく必要はございません。ただし、ご報告書にて判定結果の記載をご希望の場合は、カテゴリーをご指定ください。 ちなみに、日本薬局方に準じて試験を行う場合、7日目・14日目・28日目の測定結果があれ […] -
検体・各種試験
同定試験の納期の見込みに大きな幅があるのはなぜですか?
分離された微生物の種類などによって同定試験の方法が変わります。試験を開始し、まずは微生物を分離してみないことには、試験にかかる時間が予測できません。また、分離にかかる時間も微生物によって異なります。以上のことから、幅のあ […]